中小企業診断士試験は20代での受験が1番オススメです。
このようなことに悩んでいませんか?
20代で学ぶには早いんじゃないか?
診断士の平均受験年齢は30代から40代が多いから今はまだやるべきじゃないのではないか?
結論、20代でチャレンジすることがオススメです。
実は20代が合格しやすいというデータがあるので、説明していきます。
受験者データ推移
過去の受験者データの統計を見てみましょう。
合計の申込者数は直近15年程は約20,000人を超えています。
令和3年、4年はさらに申込者数が増えて、24,000人を超えるようになりました。
1次試験の合格率は最近は30%を超える年も出てきているなど、しっかりと学習を進めれば合格できるようになっています。
一方、2次試験は受験者数が増えてもほぼ一定の試験合格率である約20%程度を保っています。
2次試験は絶対評価ではなく相対評価と言われているので、その年の上位20%の人が合格すると思ってもらうとよいです。
2次試験は1次試験を合格した猛者の集まりであり、その中で合格を勝ち取る人は1次試験と2次試験を掛け合わせて約4%程度となります。
(直近4年ほどは6%程度になりそうですね。)


令和4年度受験者データ
令和4年度の1次試験と2次試験の合格者数は次の通りです。

年代 | 申込者数 | 試験合格者数 | 合格率 |
20歳未満 | 136 | 9 | 6.6% |
20~29 | 3,681 | 769 | 20.9% |
30~39 | 7,103 | 1,593 | 22.4% |
40~49 | 7,187 | 1,424 | 19.8% |
50~59 | 5,118 | 966 | 18.9% |
60~69 | 1,410 | 238 | 16.9% |
70歳以上 | 143 | 20 | 14.0% |
合計 | 24,778 | 5,019 | 20.3% |
※申込者数で割っているため、受験者数の合格率とは異なります。

年代 | 申込者数 | 試験合格者数 | 合格率 |
20歳未満 | 5 | 1 | 20.0% |
20~29 | 1,050 | 249 | 23.7% |
30~39 | 2,696 | 618 | 22.9% |
40~49 | 2,707 | 459 | 17.0% |
50~59 | 2,002 | 246 | 12.3% |
60~69 | 596 | 49 | 8.2% |
70歳以上 | 54 | 3 | 5.6% |
合計 | 9,110 | 1,625 | 17.8% |
合格者数の割合を見ると30代40代が約半数以上を占めており合格者数の割合が高いことがわかります。
各年代の申込者数と合格者数で割合を出すと1次試験は30代、2次試験は20代の合格率が1番高いです。
1次試験でも20代は2番目の合格率です。
20代で受験すべき2つの理由
20代で受験すべき理由は以下の点です。
①時間があり、勉強する習慣から日が浅い
②自分の型が固まっていない
①時間があることは圧倒的有利
時間があると言う事は圧倒的に有利です。
30代以降で合格者数が多いですが多くの受験者が悩んでいることとして、勉強を継続できないことや、勉強時間が確保できないということがあります。
合格率を下げる大きな要因となります。
20代の間で、勉強することに慣れているということは1次試験、2次試験ともに優位です。
大学受験を行っていた方はセンター試験や筆記試験を受けていることもあると思います。
中小企業診断士の1次試験はセンター試験のようにマーク試験となります。
2次試験は筆記テストとなっております筆記では時間の限り文字を書き続ける必要がありますので文字に書き慣れている必要もあります。
社会人で文字を書くことから離れていると抵抗が出てくると思います。

②2次試験対策では染まっていないことが大事
試験対策では聞かれたことに素直に回答することが必要になります。
社会人経験が豊富になってくる30代40代になってくると自分の業界の慣習、文章の書き方が身に付いておりすぐに変えられません。
単純に聞かれたことに回答することは、診断士の2次試験では引っかかる人が多く、対応できない人がいます。
私も受験生時代に、何度か調べましたが、社会人の受験生で多くの人が2次試験の文章が書けないことで悩まれていました。

試験合格後
試験合格したとはいえ中小企業診断士としては、初心者です。
・20代だと社会の先輩から教えてもらうことができる
・転職でも可能性が広がる
・現職の仕事でも能力を評価され仕事のチャンスを得られる
これだけのメリットがあるので20代で合格できると多くのメリットがあります。
ただし、20代は経営に関する知識が少ないため覚えることが多くあります。
また、20代は学習に当てられる費用が少ないと言う悩みもあると思います。
このデメリットを克服するためにまずは知識を網羅的に簡単に身に付けられること、学習を継続しやすい仕組みを持つことが大事です。
動画学習のスタディング
私が最初に利用したスタディングでは、50,000円以下と言うコースで1年間学習できるので、1ヵ月あたり5,000円以下という破格で勉強ができます。
飲み会1回分をひと月に我慢すれば十分回収できますね。

安価に学習を始め継続をしやすくするということが最終的な合格への近道になります
多くの受験者が挫折するポイントは、勉強が継続できないことです。
また、教材が多く1次試験だけでも7科目の教科書を全て持ち歩くことは現実的ではないでしょう。
それがスマホひとつでいつでもすきま時間で学習できるということは魅力的な学習方法です。


