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中小企業診断士2次試験の口述試験は沈黙さえ防げば合格できる【合格率99%以上】

口述試験がどのようなものか知りたい人
これから口述試験を受けるけど何を準備したらいいの?

ということに答えます。

目次

中小企業診断士2次試験の口述試験は沈黙さえ防げば合格できる【合格率99%以上】

中小企業診断士の試験は、1次試験(マーク試験)、2次試験(筆記試験、口述試験)を受験する必要があります。
この記事で説明解説するのは、2次試験の口述試験になります。

中小企業診断士の口述試験は99%以上合格できます。

過去12年間の合格率は次の通りで、毎年99%を超えていて、100%の合格率の時もあります。

年度受験者数合格者数合格率
2022年度1,632人1,625人99.6%
2021年度1,605人1,600人99.7%
2020年度1,175人1,174人99.9%
2019年度1,091人1,088人99.7%
2018年度906人905人99.9%
2017年度830人828人99.8%
2016年度 842人842人100.0%
2015年度 944人944人100.0%
2014年度 1,190人1,185人99.6%
2013年度 915人910人99.5%
2012年度 1,220人1,220人100.0%
2011年度 794人790人99.5%

この合格率を見て何も準備をしなくてもいいと思った人もいるかもしれません。
次の説明をしっかりと確認して、あなたも合格率99%を目指しましょう。

口述試験の概要

口述試験は、2次試験の筆記試験を合格した人が受けられる試験です。
試験内容は、筆記試験の4事例の内容を面接官から口頭で質問されて回答するものです。

実施時期

筆記試験が終了してから2か月後に実施されることが通例です。
10月か11月に筆記試験が行われるため、12月か1月に実施されます。

当日の雰囲気

口述試験は面接官が2名程度部屋にいて、2対1の面接型試験になります。
時間は10分程度です。
2次試験の4事例のうち2事例について質問されます。

質問の内容は筆記試験で設問で問われた内容が質問されます。

また、その解答を導き出した知識や関連する知識についても問われることもあります。

気を付けるポイント

①遅刻しない
②正装でいく
③丁寧語で話す
④沈黙しない

まず、遅刻せず会場に到着できることが一番大事です。
試験時間に遅れると即失格となりますので、十分に気を付けましょう。
午前中の試験時刻で、自宅から会場まで遠い人は、前日に近くに宿泊することも検討した方がよいでしょう。

面接では最低限の服装を心掛ける必要があります。
多くの受験者がスーツで参加しますので、服装に迷ったらスーツでいきましょう。
もちろんネクタイも必須です。

部屋の入り方は、ノックをしてから部屋に入り、「失礼します。」と言って座席へ向かうことになります。
その後は、丁寧語で会話することと失礼のない所作を心がけましょう。

試験自体の受け答えは、沈黙になると審査員は採点ができず落ちます。
審査員の方々も中小企業診断士であるため、2次試験を突破するまでの苦労は理解しています。
落とすというよりは、何とか発言すると救ってあげようと考えてくれるので、何か発言をしましょう。

どうしても、頭が真っ白になったときには、

・聞き取れなかったのでもう一度質問頂いてもよろしいでしょうか?
・今のご質問は、~~~~ということでよろしいでしょうか?

と発言しましょう。

聞き取れていたけど、どうしても回答が思いつかないときは、

・○○はわかりませんが、関連して、△△ということがこの会社には必要です。

という、本来の質問の周辺知識を回答して次の質問へ進んでもらうこともできます。

また、全くわからないときは、

・恐れ入りますが、○○だと思うのですが、知識不足でこれ以上はわかりません。

と、素直に回答しましょう。
審査員からは、次の質問に行くか、別の問われ方の助け舟を出してもらえます。

本当に見られているところは2次試験の内容をしっかりと答えられると言う事だけではなく、中小企業診断士としてクライアントを訪問したときに恥ずかしくない所作や、受け答えができるかどうかを見られています。

そのため社会人経験がある人は大きな問題はないと思います。

くれぐれも私服で行ったり、タメ口で話すことがないように気をつけましょう。

落ちる事はあるのか?

もちろん全員が受かるわけではありません。

過去に落ちたことがある人の事例としては、以下の事例があるようです。

①欠席した
②会場に遅刻した
③サンダルで面接に来た
④緊張で一言も話せなかった

それ以外の人は全員問題なく合格できるものです。

ただし、受け答えができるように2次試験の内容を頭に入れ自分が回答した回答を理由を答えられるようにしておく準備が必要となります。

その準備を2次試験の筆記試験を合格された方は全員しっかりしているからこそ99%以上の合格率となっているわけです。

事前にしておいた方が良いこと

99%の合格を目指すために、事前にやれることを確認しましょう。
事前には次のことを実施しておきましょう。

①筆記試験の再現答案を作成する
②口述試験前に筆記試験内容を何も見ず説明できるようになる
③模擬面接を受ける

2次試験が終わった後すぐに、再現答案を作りましょう。

再現答案とは中小企業診断士の筆記試験でよく出てくる言葉なのですが、自分が回答した筆記試験の回答を書き留めておくことをいいます。

これができるようになると自分がどのように回答したかを説明ができ、復習しやすくなります。
筆記試験に合格できなかった場合も、翌年の受験のために自分の何が合格と不合格を分けたのかを確認するために必要です。

直前にやることは、再現答案を見返すとともに4つの事例を見直して、それぞれの回答をすぐに説明できるような状態にしておく必要があります。

当日の口述試験では事例の詳細には触れられず、与件文が頭に入っていることを前提で質問がされますのでしっかりと読み込んでおくことが大事になります。

大手の資格学校が模擬面接を実施していますので、面接慣れしていない人はぜひ一度受けてみましょう。

筆者も25歳当時に面接慣れしていなかったため、模擬面接を受けたことで当日は落ち着いて対応できました。

最後に

口述試験が終われば後は合格発表待つだけとなります。
合格発表を聞くその時まで楽しみに待っておきましょう。

次のステップに進む人は実務補習の流れを確認しておきましょう。

さらにその先は、開業届を出して副業収入の節税準備をしましょう。

これから受験をされる方はまずは1次試験を突破することが大事です。
動画で学べる通信講座を活用してまずは1次試験合格を目指してみましょう!

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この記事を書いた人

2014年に25歳で中小企業診断士を取得し、企業内診断士として7年活動しています。
副業で企業支援14社、補助金申請8件、研究会活動、記事執筆等経験があります。
診断士の資格を取得することで社会人生活を豊かにするための、診断士受験のメリット、ノウハウを解説します。

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